2013年5月20日月曜日

東京と同じオフィス環境をスキャンスナップでスリランカでも!



スリランカへの旅、一番人に言われたのが、これ。「ScanSnap S1100」

なぜ君は旅行にスキャナーを持って出るのか?と。おかしいじゃないか、と。
まあ、ごもっとも、である。わたしが普通の旅行者で、旅をどんどん進めて行く、移動する、というスタイルであったら持って行かなかったかもしれない。いや、今となっては持って行って何の負担もない事がわかってしまって、持たざるを得ない状態だ。

現物を見た事がない方々にはわかりづらい感覚であると思う。
実際、本当に小さいのだ。これはなんだろう、といぶかしく思うくらい小さい。

スキャナー、仕事に使い始めると、なかなかこういう便利なもの、手放せなくなる。
なんだかんだ言っても、まだまだ紙ベースで動いている仕事は多い。仕方ないし、特にそれについての意見、思いはない。
なぜそうなのかというとだったら自分で紙データをデジタル化してしまえばいいから、それが手元で出来るから、なのだ。ScanSnap S1500が自分のデスクにあるから、なのだ。

が、しかし。

旅行、となると事情が違う。自分のデスクと同環境、といってもScanSnap S1500の持ち歩くには適していないボディを持って行くわけにはいかなかった。旅行前、株式会社PFUのご担当とおしゃべりをする機会があった。S1500が実にによく働いてくれるという話からはじまって、四方山話でこんどひと月、スリランカ出張なのだ、と話すと「S1100、小さいですよ。持って行って試してみてください」と言っていただいた。実はどうするかなあ、と思う気持ちも少しあった。荷物が増えちゃうなあ、と思ったのだ。つまりそれは、現物を見ていなかったからだ。あとからそう気がついた。

早々に部屋に届いたS1100を見て目を剥いた。小さい。驚くほど小さいのだ。手元にA4の紙はあるだろうか。それの短い辺の長さにプラス5センチ、加わっただけの大きさなのだ。MacBook Air 11の本体ではなく、キーボードの幅と同じか少し短いくらいのものなのだ。本当に小さい。イメージは筆箱。小学生の持つ大きな長方形のアレではなく、ビジネスマンが持つ筒型のペンケース、ペン類が6〜7本はいるくらいのアレ。あんなサイズ感なのだ。驚いた。しかも電源は不要。USBバスパワーで稼働する。つまり重たいACアダプタはついていない、いらない、という事なのだ。本当に、これだけでいいのだ。ちょっとしたクッションの入ったキャリングポーチに入れて、着替えの衣類の中に滑り込ませれば荷物が増えたなど言う感覚は皆無だった。

そうやってはるばるたどり着いたスリランカ、コロンボのそばにあるビーチリゾートのマウントラビニヤ。ホテルの部屋で荷物を解いて、MacBook Airの脇にScanSnapS1100を並べてみる。うん、東京と同じ環境だ。なんとうれしいことか。

旅先の取材、紙のものはけっこうたまる。
日々たまってゆくのがレシート。これをすべてスキャンする。楽々出来るのを見て今回の旅の首謀者である友人が驚いていた。
レシート、おもしろいデザインの新聞広告、スーパーマーケットの折り込みで入ってくるチラシ、友達になったスリランカンから借りた紙焼きのスナップ写真、レストランのパンフレット、メニューブック等々。仕事に役立った場面もしばしばあった。

特に思ったのはインドでもそうだったのだが、ここ、スリランカでもまだまだ紙焼きの写真を大事に持っている人々は多い、ということ。彼らは皆写真が好きで友人が彼らの家に遊びにくると必ずと言っていいほど家族や友人と一緒に撮った写真を自慢げに見せてくれて、たちまち時間が過ぎて行く。そういう事がしばしばあった。一方携帯電話の普及も早く、ほとんどの人が持っている。スマートフォンはまだまだ少ないようだった。彼らの家に遊びに行ったときに紙焼きをその場でデータ化して彼らの携帯電話やパソコンに入れてあげたら喜ぶだろうなあ、ということ。携帯電話で思い出の写真を持って歩けたら楽しいだろうな、ということ。そんな事を思った。

実際、友人になったスリランカ人をiPhoneで動画を撮って簡単な編集をした作品、見せてあげたら大変興奮して自分の携帯電話に入れてくれ、とすごい勢いでせがまれた。YouTubeにアップロードした、といっても聞かなかった。彼のサムスンはスマートフォンではなかったため動画形式の変換に往生したのも今はいい思い出だ。

デジタルプロフェッショナルはここスリランカにも数多くいて、ショップでバナーや名刺を作ってもらったのだが、目に求まらぬ早業、ショートカットを駆使してイラストレーターやPhotoshopを使いこなすのを見てきた。が、その発注はお金もかかり基本ビジネスユース、パーソナルユースはまだまだ、というのもわかった。

私は写真がとても好きで、紙焼きのおもしろさやメリット、大切さも知っている。後世に残るのは意外やアナログ写真のほうに現状では分があるようなのだ。
そしてデジタルデータの写真のよさも、またわかるのだ。コンパクトで扱いが便利だ。どちらか、ではなくてどちらも持っているのは豊かな気持ちになるだろうなあ、と思う。

今度の旅行にはまたScanSnapを携えて出かけ、友人になった現地の人とそんな事をやってみたいな、と思っている。

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